こんにちは。
今日はマイホームを建てた後に気密を上げる方法について書きたいなと思います。
我が家は完成時の検査ではc値1.76という数値でした。
高気密住宅かと言われると疑問も残る数値ですよね。
大手ハウスメーカーで住宅を建てられた方は大体このあたりのc値なのかな?
とも思うのですが住宅の気密性って、快適さ、省エネ、耐久性、色々な面に影響を与えます。
マイホームを建ててからでも遅くはありません。
自分で出来る気密性の向上について皆さんと共有出来ればと思いますので
書いていきたいと思います。
今回の記事は
- 自分で出来る気密性向上をお探しの方
- マイホームの気密性に疑問がある方
- 分電盤のあるお部屋が寒く感じる方
に向けて書いております。
マイホームの打ち合わせ段階の方は是非今回の記事内容が設計段階から
しっかり対策されているか確認ポイントとして頂けたらと思います。
今回の記事で得られることは以下の通りです。
- マイホームの住み心地が向上出来ます
- 月々の光熱費を下げることが出来ます
- 健康被害の未然防止に繋がります
- 分電盤設置のポイントがわかります
マイホームの気密性って上げれば上げるほどいい事づくめです。
それではよろしくお願いいたします。
分電盤とは
まずは分電盤ですがこちらです。
ブレーカーが沢山並んでいるどこのお宅にもある機器です。
よくブレーカー飛んだから入れてきてーと言われて入れに行くやつですね笑。
各メーカーさんから色々なタイプが発売されていますが
我が家の分電盤はパナソニックさんのスマートコスモ分電盤です。
高気密タイプの分電盤もあるみたいですね!
我が家の分電盤は標準タイプです。
お読み頂ければご理解頂けると思いますが選択の余地が
ある方は高気密タイプの分電盤をお勧めします。
私は高気密タイプの分電盤があること自体知りませんでしたので
選択肢にすらありませんでした。
気がついた経緯
我が家は完成時に気密検査をしてもらいました。
分電盤に大きな隙間があると気づいたのは気密検査の時です。
気密検査は家の中を減圧して室内の空気を強制的に室外に放出して
検査するので隙間があるとその場所から空気が流入してきます。
レンジフードのもっと強力なファンを回しているイメージです。
なぜ気付いたかというと
めっちゃヒューヒュー風切り音がしてました笑
隙間が大きければ大きいほど流入してくる空気の量が多くなるからですね。
今思えばその時に手直しして貰えば良かったなーなんて後悔もしています。
その時は後から塞げばいいやなんて思っていましたが意外と大変でした。。。
気密を上げた方法
それではどうやって分電盤の気密処理を行ったかを書いていきたいと思います。
空気が流入していた場所
分電盤は家中の電気の配線が繋がる場所です。
ですので分電盤にはブレーカーがあって配線を繋ぐためのスペースが取ってあります。
こちらです。画像はPanasonicさんのHPより引用させて頂いています。
画像の赤枠部分から配線を引き込んでブレーカーに繋ぎこむわけです。
この部分の気密処理が甘いと外気が流入してしまうという事になります。
我が家もここから外気が流入していたのだと思います。
対策①
一つめは大活躍ウレタンスプレーを使用しました。
こちらになります。
私的には最強の隙間埋めツールです。
隙間に断熱性も持たせられますし、独立気泡なので気密性もバッチリです。
電気的な絶縁性もありますので電気に関わる部分も問題なく使用可能です。
こちらのウレタンスプレーは楽天でも購入可能です。
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このウレタンスプレーを分電盤の裏から充填しました。
こちらです。
ちょっと見た目がイマイチですが。。。
普段見えるところではないのでまぁいいかと思っています。
注意点としては、
電気工事の予定がある方は実施しないでください
ということです。ウレタンを充填してしまうと後の電気工事が大変になります。
太陽光やエネファーム等を追加する予定の方はよくご注意ください。
私は電気工事の経験もありますのでなんとなくボリューム感は分かるのですが、きっととても面倒です。
対策②
二つめは分電盤にビニール製のカバーを被せました。
ウレタンだけでも外気の流入は感じられなくはなったのですが
念のためといった感じです。
使用したのはダイソーさんで売っているビニール製のテーブルクロスです。
画像はダイソーさんのHPより引用させて頂いています。
方法は簡単です。分電盤のカバーを外し、
テーブルクロスをあてがいながらカバーを取り付けるだけです。
ポイントとしましては、テーブルクロスをピンと張るのではなく
若干緩めにあてがう事です。張りすぎるとブレーカーが引っ張られて
オフされてしまったり、操作性が悪くなったりしてしまいます。
カバーを戻しましたら余ったテーブルクロスを切り離して完了です。
どうでしょう?特に違和感もないと思います。
ウレタンスプレーの実施が難しいという方はこれだけでも効果があると思います。
効果
分電盤からの外気の流入を塞いだ結果どうなったかというと、、、
わかりません!!!
といいますか、言い訳ではないですがブログを始めようと
思い立つ前に対策を行った為塞ぐ前の状態を
正しく数値で示すことが出来ません。。。
一つ言えることは、レンジフードを強運転で稼働しても
隙間風を感じることはなくなりました!
という事です。
気密性は確実にあがったと思います。
今後は対策前と対策後でなるべくわかりやすく数値的に
お伝えしていけたらと思います。
分電盤設置のポイント
引き渡し前、もしくは立ち合い時には是非チェックして頂ければと思います。
チェック方法は簡単です。
窓などを全て締め切った状態で
レンジフードを強運転で稼働させる
です。
こうすることで気密検査と同等とまでは行きませんが
室内の空気を室外へ強制的に排出するため、
隙間があるとそこから空気が流入してきます。
その状態で分電盤周りに手をかざすなり、線香の煙を近づけるなり、
ティッシュをかざして頂ければ外気の流入が確認できます。
まとめ
今回は分電盤からの外気の流入対策について書きました。
外気の流入を無くすことで
- マイホームの住み心地が向上する。
- ヒートショックの防止に繋がる。
- 光熱費を低減できる。
というメリットが得られます。更には分電盤の設置状態のチェックポイントを
おさえることでマイホームの施工状態をチェックすることも可能です。
それは
レンジフードを強運転にして外気の流入がないかチェックする
です。
少しでも健康で快適なマイホームにする為にこの記事が
少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
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