こんにちは。
今日はトイレの寒さ対策について書いて行きたいと思います。
冬の夜中のトイレって寒いですよね。
私は夜中トイレに目が覚めてもトイレが億劫すぎて我慢して
そのまま気づかない体で寝る派です。
せっかくの注文住宅ですので後悔ポイントを減らす為にも
トイレの寒さ対策について皆さんと共有できればと思います。
今回の記事は
- 主にマイホーム計画中で間取り検討中の方
にむけて書いています。
今回の記事で得られることは以下の通りです。
- マイホーム完成後の後悔ポイントが減らせます
- 建てた後に寒さ対策を考える手間が省けます
- 行きたい時にトイレに行けて健康的な生活が送れます。
- ヒートショックのリスクを減らすことができます
大袈裟に聞こえるかもしれませんがトイレの快適さってとても大事なことだと私は思います。
それではよろしくお願いいたします。
設計(間取り)のポイント
トイレの場所は外壁面を避ける
トイレの設置場所について2つの例をあげてみます。
①は外壁面に接したトイレで②は間仕切り壁で仕切られたトイレです。
かなり極端な例ですが外壁に面しているかどうかで判断して頂ければと思います。
どちらが暖かいトイレになると思いますか?
私は外壁面を避けた②の方だと思います。
理由は2つです。
断熱材が入っていても外壁側はやはり冷やされる
外壁と室内側の壁の間には断熱材が入っています。
屋外の冷たい空気によって室内が冷やされないようにする為です。
とはいえ、完璧な断熱というのは無理があります。
細かくは断熱材の種類にもよりますが多少なりとも壁から熱は逃げてしまうものです。
気密処理があまいと外気が流入する
c値:1.0を切るような高気密住宅であればこちらは考えなくてもいいかもしれません。
ですが、一般の注文住宅や建売ではc値:1.0を切っている住宅はなかなか多くないかと思います。
そんな中では外壁面の壁と床のつなぎ目からは外気が流入しやすいです。
特に巾木部分からは流入しやすいと思います。
床と壁や壁と天井は外気が流入しやすい場所です。
理由はまた後日解説できればと思います。
実際に外壁面からの外気の流入を確認。
そして対策をDIYで対策した記事を参考までに載せさせて頂きます。
https://www.xevo-futuristic.com/349/airtight-2/
冬場に外気がトイレに流入してくる
想像しただけで寒いですよね笑。
間仕切り壁で仕切られたトイレであれば上記の2つは対策されますので
私的にはオススメのトイレの設置場所となります。
浴室の隣は避ける
実例を元にご説明させて頂きます。
我が家の間取りは下図のように翌日の隣にトイレを配置しました。
浴室とトイレの間の壁の写真がこちらです。
浴室の天井点検口から覗き込んで撮っています。
そのままPB(プラスターボード)が見えていますよね。
これはトイレの壁の外側です。そうなんです。
断熱材が入っていないんです
そして、この浴室とトイレの壁の間の空間はどこに繋がっているかというと
床下です
床下の温度はほぼ外気温です。断熱材なしでトイレの壁が外気と接していると
考えるとそこは断熱的には弱点になります。
全てのハウスメーカーさんがこのような構造なのかは
わかりませんが我が家はこうなっております。
可能であれば断熱材を施工してもらい床下の空気が昇ってこないように
気流止めを施工してもらうのが良いと思います。
もちろん天井側もです。
実際に浴室の天井点検口から顔を出した際にはヒンヤリとした冷たい空気を感じました。
トイレに窓は設置しない
こちらは外壁面にトイレを設置する場合となります。
窓は断熱に関してはどうしても弱点となってしまいます。
壁と比べるとどうしても窓の方が熱が逃げやすいからです。
浴室に窓は必要か?
の記事で窓と壁の断熱性能について比較していますので
参考までに載せさせて頂きます。
https://www.xevo-futuristic.com/779/window-2/
窓は壁に比べて断熱性能が1/5程しかありません。
もちろん窓の性能を上げることで改善することも可能ではあります。
採光や換気目的で窓を設置する場合もあると思いますが
トイレの暖かさという面からはトイレに窓はオススメしにくいです。
我が家のトイレも窓はありません。
そして、
窓がない事を不満に思ったことはありません!
マンションなんかもトイレに窓はありませんしね!
個人差はあるかもしれませんが私は全く気になりません。
換気扇は高気密タイプを選ぶ
これは外気の流入を減らすためです。
トイレは狭い個室ですので空気の流れが滞りやすい場所でもあります。
そんな小さな個室へ冬の冷たい外気が流入するとなると
寒くなるというのは想像しやすいかと思います。
三菱電機さんのホームページに参考になりそうな資料がありましたので引用させて頂きます。
換気扇からの冷たい外気の流入の様子が表されている図になりますが
高気密タイプの換気扇の方が流入が少ないのがお分かりいただけると思います。
実際の外気の流入量を比較したグラフを見てみると
高気密タイプの換気扇を取り付けることにより外気の流入量を50%低減することが
出来るという事がわかります。
換気扇の選定は意外とノーマークになってしまう所かもしれませんので
ご検討頂けたらと思います。
まとめ
トイレを出来るだけ寒くしない為のポイントをまとめると
- トイレの設置場所は外壁面を避ける
- トイレの設置場所は浴室の隣を避ける
- トイレには窓を設置しない
- トイレの換気扇は高気密タイプを採用する
となります。
トイレは毎日といっていい程使用する生活には欠かせない空間です。
できるだけ快適な空間にする為にも少しでも参考になれば幸いです。
建てた後からでも可能な寒さ対策についても後日記事に出来たらと思います。
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