こんばんは。
今日はレンジフードの
常時換気について書きたいと思います。
結論は
レンジフードを常時換気にしていると
せっかく冷暖房した空気を外に
捨ててしまうので勿体無いよ!
ということです。
我が家はレンジフードの常時換気を
辞めました。
光熱費の節約にもつながりますし
是非読んで頂ければと思います。
それではお願いします。
レンジフードの常時換気とは
その名の通り常時レンジフードが動いている設定です。
家の中の空気を常に外に放出しています。
ですのでせっかくの冷暖房した空気も放出!
ということになってしまいます。
我が家は最初の設定がこの常時換気でしたので
メーカーさんの出荷時の設定が常時換気なのでしょうか???
取扱説明書には表記はなかったように思います。
注意点
2003年7月以降、建築基準法では0.5回/hの
機械換気システムの導入が義務化されています。
簡単に言うと、
2時間に1回家の中の空気が全部入れ替わる様に
換気設備を導入してね!って事です。
これは、建材や家具から発生するホルムアルデヒドによる
健康被害を防ぐ為です。
ただダイワハウスさんに確認したところ
換気設備の導入は義務ですが、使用する、しないは
住んでる人の自由との事です。
ですが、換気計画にレンジフードの換気量が
含まれて計算していると単純に止めると
家の換気量が十分に取れなくなってしまうので
注意が必要です。
レンジフードの換気量
レンジフードの取扱説明書によると
常時換気:150㎥/h
弱運転:365㎥/h
強運転:540㎥/h
との事です。
全然イメージが付きませんよね。
まず、家全体の体積を計算してみます。
住宅の平均的な広さは120㎡と言われています。
実際に国の試算も120㎡で行われていますね。
この120㎡は36.3坪程です。
この120㎡の住宅の天井高が2.5mに
設定した時の体積が300㎥です。
そして建築基準法では
0.5回/hの換気量を確保となっています。
ですので、1時間あたり300㎥の半分の150㎥/hの
換気量が確保できれば良い事になります。
いかがでしょうか?
常時換気だけで、建築基準法の換気量を
クリアしてしまいます。
我が家はレンジフードは換気計画には
含まれていませんので換気計画の2倍もの
空気を入れ替えている事になります。
新鮮な外気を取り入れるのは大事な事ですが、
詰まるところ換気というのはせっかくの空調された
空気を捨てて、新鮮な空気を取り込んでまた空調する。
そしてまた捨てる。の繰り返しです。
そう考えるともったいなくないですか?
エアコンなり、床暖なり、ストーブなり、
全てエネルギーを使っています。
光熱費に換算してみました
換気による熱損失を計算してみました。
実際に計算すると、
0.35W/㎥K×150㎥/h×15K=787Wの
熱損失となります。
0.35W/㎥Kは空気が運べる熱量の定数のようなもの。
150㎥/hは換気量。
(レンジフードの常時換気を想定しています)
15Kは室内と室外の温度差です。
(室外は5℃、室内は20℃を想定しています)
この787Wどう思いますか?
ちなみに、こたつ1台の消費電力が600W程度です。
レンジフードの常時換気を入れるだけで、
こたつ1台分以上の電力を消費している事になります。
これが1hあたりになるので
787W×24h=18.9KWとなります。
常時換気による熱損失は18.9KW/日となります。
これを金額に直します。
今回はエアコンの電気代に換算しました。
計算式は
18.9KW÷2.5×26.5円/KW=200.34円/日。
200.34円/日×30日=6010円/月
となります。
2.5というのはエアコンの実効効率になります。
26.5円/KWは楽天でんきの我が家の単価です。
あくまで計算ですが、
レンジフードの常時換気を入れておくと
一か月に6010円分の熱損失が発生する
という結論です。
我が家の結論
ここまで読んで頂いた方は皆さん同じ行動を
取るのではないでしょうか?
はい。我が家もレンジフードの常時換気を
辞めました。
説明書に常時換気の設定変更の方法は
記載がありましたので方法は簡単でした。
ちなみに常時換気を辞めてから朝起きて
リビングに降りてきた時の温度も2℃程
高くなりました。
効果絶大です。
光熱費の節約にも繋がりますし、
レンジフードの常時換気是非見直してみてください。
少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
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